20代・未経験でも不動産業界に転職できる?
結論からお伝えすると、20代であれば未経験でも不動産業界への転職は十分可能です。
不動産業界は、若い人材を積極的に採用する傾向があり、特に20代は将来性やポテンシャルを重視して評価されやすいためです。
2023年度のハローワーク求人統計データによると、不動産業界における「住宅・不動産営業」の有効求人倍率は3.08倍(令和5年度)と高く、人材不足の状態が続いています。
特に賃貸仲介営業や不動産売買営業は、未経験でもチャレンジしやすい職種として知られています。
宅建士などの資格がなくても、入社後に取得を目指すことが可能です。
不動産業界の主な職種と仕事内容
不動産業界は「建てる」「売る」「管理」「投資」の4つの事業に大別され、それぞれの分野でさまざまな職種があります。
特に以下の3つの職種は、未経験者でも挑戦しやすい分野です。
- 営業
- 管理
- 事務
それぞれの仕事内容を見ていきましょう。
営業
不動産業界の営業職は、賃貸仲介営業、不動産売買営業、仕入れ営業など多岐にわたります。
賃貸仲介営業の主な業務は、お部屋探しのお客様のニーズをヒアリングし、物件を提案・案内してから契約までをサポートすることです。
一方、不動産売買営業は新築や中古物件、投資用不動産などを販売する仕事です。
また、仕入れ営業は、売却したい物件のオーナー様を開拓し、物件を仕入れる業務を担当します。
特に賃貸仲介営業や不動産売買営業は、未経験でもチャレンジしやすい職種として、未経験者歓迎の求人も多くあります。
管理
不動産管理の仕事は、マンションやオフィスビル、アパートなどの物件管理が主な業務です。
具体的には、入居者からの設備トラブル対応、家賃の入金管理、建物の点検・メンテナンス、清掃業者の手配などを行います。
また、契約更新の手続きや退去時の立ち会い、空室物件の内見準備なども重要な仕事です。
オーナーや入居者とのコミュニケーションが多く、トラブル対応や クレーム処理のスキルも求められます。
地道な仕事ですが、営業職とは違って給料が安定しているのが魅力です。
事務
不動産会社での事務職は、営業サポートを中心とした幅広い業務を担当します。
主な仕事内容は、賃貸・売買契約に関する書類作成、重要事項説明書の作成補助、お客様や取引先からの電話対応、物件情報のデータ入力、経理事務などです。
また、内見予約の受付や物件情報の更新、広告掲載の手配なども行います。
不動産の知識は、入社後に徐々に覚えていけば問題ないとしている求人も多くあります。
一般的な事務経験があれば、未経験でもスタートしやすい職種です。
20代未経験で不動産業界に転職するメリット
不動産業界は20代の未経験者が挑戦しやすく、将来性のある業界です。
20代未経験で不動産業界に転職するメリットは、主に下記の3つです。
- 企業側からの需要が高い
- 営業力が身につく
- 年齢や職歴に関係なく評価されやすい
- 成果次第で高収入を得られる可能性がある
実力次第で早期のキャリアアップも可能で、専門性の高いスキルを身につけられます。
企業側からの需要が高い
不動産業界は有効求人倍率が3.08倍(令和5年度)と極めて高く、人材不足が続いている状況です。
特に20代の若手は、柔軟な対応力と高い学習意欲を持ち合わせており、将来のコア人材として期待される傾向にあります。
さらに、物件案内や営業活動などで機動力が必要な業務において、体力のある20代は重宝されるでしょう。
長期的なキャリア形成を見据えた採用が可能なため、企業側も20代の未経験者を積極的に採用しています。
営業力が身につく
不動産営業では、数千万円〜数億円という高額商材を扱うため、他業界と比べてもハイレベルな営業スキルを身につけることが可能です。
お客様のニーズを的確に把握し、最適な物件を提案する力、信頼関係を構築するコミュニケーション能力、契約までの交渉力など、ビジネスの基本となるスキルが磨かれます。
不動産営業で培った経験は、将来的に他業界へ転職する際も大きな強みとなり、キャリアの幅を広げられます。
年齢や職歴に関係なく評価されやすい
不動産業界は年功序列ではなく、実力主義の傾向が強いことが特徴です。
20代であっても、高い成果を上げれば早期の昇進・昇給が期待できます。
実際に、入社後数年で管理職に就く社員も珍しくありません。
また、他業界からの転職者も多く、前職の経験は問われにくい環境です。
むしろ、営業意欲や向上心といった姿勢を重視する企業がほとんどで、若くても実力次第で評価されやすい業界といえます。
成果次第で高収入を得られる可能性がある
不動産営業では、基本給に加えて充実したインセンティブ制度を設けている企業が多いのが特徴です。
特に売買仲介では、1件の成約で数十万円単位のインセンティブが得られることもあります。
そのため、20代であっても成果次第で年収1000万円以上を稼げる可能性があります。
経験を積むことで担当できる物件の幅が広がり、高額物件も任せてもらえるようになるため、さらなる収入アップのチャンスも広がっていきます。
20代未経験で不動産業界に転職するデメリット
不動産業界への転職には魅力的なメリットがある一方で、考慮すべきデメリットもあります。
- 景気に左右されやすい
- 毎月の収入が安定しない
- 社風が合わない場合がある
ここでは、転職を検討する際に知っておくべき注意点をご紹介します。
景気に左右されやすい
不動産業界は、景気の影響を受けやすい業界の一つです。
好景気のときは物件の売買や賃貸の需要が増え、成果を上げやすい環境となりますが、不景気になると取引件数が減少し、営業成績に大きく影響します。
特に高額物件を扱う売買仲介は、景気の波の影響を受けやすく、経済状況によっては努力が成果に結びつきにくい時期もあるでしょう。
安定した収入を求める方は、この点を十分考慮する必要があります。
毎月の収入が安定しない
不動産営業では、基本給とインセンティブを組み合わせた給与体系を採用している企業が多くあります。
特に売買仲介では、インセンティブの割合が大きいため、成果によって月々の収入が大きく変動するでしょう。
一方で、不動産管理や事務職は比較的固定給の割合が高く、安定した収入を得やすい傾向にあります。
転職の際は、給与体系をしっかり確認し、自分のライフスタイルに合った職種を選ぶことが重要です。
社風が合わない場合がある
不動産業界、特に営業職は体育会系の社風を持つ企業が多い傾向にあります。
朝礼での大きな声出しや、ノルマ設定、上下関係の厳しさなど、アグレッシブな社風に馴染めない人もいるでしょう。
ただし、社風は企業によって大きく異なり、近年では働き方改革に力を入れ、より働きやすい環境づくりを進める企業も増えています。
自分に合った企業文化を持つ会社を見極めることが、長く働き続けるためのポイントです。
20代未経験で不動産業界への転職を成功させるコツ
不動産業界への転職を成功させるためには、事前の準備と戦略的なアプローチが重要です。
20代未経験で不動産業界への転職を成功させるコツは、下記の4つです。
- 業界・企業研究を入念に行う
- 不動産関連の資格を取得する
- 転職エージェントを活用する
ここでは、未経験からでも転職を成功に導くためのポイントをご紹介します。
業界・企業研究を入念に行う
不動産業界は、賃貸、売買、管理など、企業によって主力とする事業が異なります。
また、営業スタイルや給与体系、福利厚生なども企業ごとに大きく違います。
そのため、自分の希望や適性に合った職種を見極めることが重要です。
企業のホームページや口コミサイトで情報収集を行い、可能であれば説明会に参加するなど、入念な企業研究を行いましょう。
特に未経験の場合は、入社後の研修制度が充実している企業を選ぶことをおすすめします。
不動産関連の資格を取得する
不動産業界では、宅地建物取引士(宅建士)や賃貸不動産経営管理士などの資格が重要視されています。
特に宅建士は、不動産取引における重要事項説明には必須の資格です。
入社後の取得でも構いませんが、事前に取得していれば、企業へのアピールポイントとなり、給与面でも優遇されることがあります。
また、資格取得を通じて業界の基礎知識を身につけることで、入社後の業務もスムーズに進められます。
転職エージェントを活用する
転職エージェントを利用することで、より効率的な転職活動が可能です。
エージェントは豊富な求人情報を持っているだけでなく、企業の詳細な情報や業界動向にも精通しています。
また、書類選考や面接対策のアドバイスも受けられ、未経験者でも自信を持って転職活動を進められます。
資格を活かせる求人や企業の応募・検索ができるスタディングキャリアでは、不動産業界の求人も多数ご用意しております。
完全無料でキャリア相談会も行っておりますので、転職を考えている方はぜひご活用ください。
不動産業界への転職でおすすめの時期は?
不動産業界への転職は、4〜10月がベストシーズンとされています。
その理由は、1〜3月が不動産業界の繁忙期にあたり、引っ越しや売買の需要が集中するためです。
繁忙期は新入社員の教育に時間を割く余裕が少なく、企業側も採用を控えめにする傾向があります。
一方で、繁忙期を過ぎた4月以降は、じっくりと新人教育に取り組める環境が整うため、未経験者の採用も活発になります。
とはいえ、時期に関係なく不動産業界の求人はありますので、自身のベストなタイミングで転職活動を始めると良いでしょう。
不動産業界で新卒と第二新卒の違いはある?
新卒と第二新卒の大きな違いは、就職経験の有無です。
新卒は学校卒業後すぐの就職、第二新卒は一度就職した後に3年以内で転職する場合を指します。
ただし、不動産業界ではこの違いはあまり重視されません。
むしろ、第二新卒は社会人としての基礎的なマナーや経験を持っているとプラスに評価されることもあるでしょう。
業界未経験でも、前職での経験を活かせる部分は多く、特に営業職や接客業の経験者は即戦力として期待されます。
20代未経験者の不動産業界への転職でよくある質問
20代未経験者が不動産業界への転職を考える際によく聞かれる疑問をご紹介します。
不動産会社はブラック企業が多い?
一昔前は、残業の多さや休日出勤が当たり前という企業も少なくありませんでした。
しかし、近年は働き方改革の浸透により、労働環境は大きく改善しています。
19時以降のPCシャットダウンや、残業時間の上限設定など、働きやすい環境づくりに注力する企業が増えています。
不動産業界では女性も活躍できる?
賃貸仲介や売買仲介など営業職はもちろん、物件管理や事務職でも多くの女性が活躍しています。
また、ワークライフバランスを重視した制度を整える企業も増えており、長く働き続けやすい環境が整っています。
まとめ
20代未経験で不動産業界に転職するメリットやデメリット、コツをお伝えしました。
- 20代未経験者の不動産業界への転職は十分にできる
- 不動産業界は賃貸仲介、売買仲介、管理など職種が豊富にある
- 20代でも実力次第で高収入や早期キャリアアップを狙える
- 社風さまざまなので、相性のいい企業選びは慎重に行う必要がある
- 転職には資格取得や転職エージェントの活用など戦略的なアプローチが重要だ
宅建士などの不動産関連資格をお持ちの方は、その専門性を活かした転職も可能です。
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