夫の海外転勤でキャリアが途切れた不安から社会保険労務士を目指したSさん(37歳・女性)。合格後に初めての転職活動に挑んだものの、エージェント選びやスケジュール調整につまずき、思うように進まない時期が続きました。そんな迷走の中でスタディングキャリアと出会い、転職の進め方が一気にクリアに。10年の人事経験に社労士資格が加わり、その掛け算が子育てと両立できる新しい職場への扉を開きました。
スタディングキャリアでは、「資格をどう活かしていくか」を一緒に考える無料のオンライン個別キャリア相談を行っています。
今の職場で続ける場合と、転職する場合のメリット・デメリットを整理しながら、あなたに合った選択肢を一緒に探していきませんか?
| Sさんの変遷 【1】人事として10年勤務、夫の海外転勤でキャリア中断 ↓ 【2】「自分の価値」に悩み、社労士を志す ↓ 【3】合格前から転職活動を開始、スケジュール調整に苦戦 ↓ 【4】担当者との対話で、自分の思いを整理 ↓ 【5】人事職で再スタート、制度づくりに熱中 |
駐在妻生活で見つめ直した「私の価値」
ーー前職について教えてください。
大学卒業後、機械工具の専門商社の人事部で約10年間勤務しました。新卒採用から新入社員教育までを担い、給与計算や社会保険手続きなどの労務分野にも携わってきました。しかし、管理職が視野に入り始めた2020年頃、妊娠と同時期に夫の海外転勤が決まり、退職することとなります。
ーーその時の心境を覚えていますか。
この会社でキャリアを重ねていくという漠然としたイメージを持っていたため、葛藤も大きかったです。ただ、駐在先のタイからフルリモートで勤務したいと相談した際、正社員では難しいと断られたことから、会社への思いに区切りをつけました。コロナ禍が明けた2022年、タイに渡りました。
ーー社労士を目指したきっかけは。
渡航してから数カ月かけて生活基盤を整え、ようやく落ち着いたころ、ふと「自分って何をしている人なんだろう」と戸惑う瞬間があって。もともと大学で心理学を学び、大学院で人事領域を専攻し、そこから一貫して人事分野に関わってきました。そのキャリアが途切れたことで、今の自分の価値が分からなくなってしまったんです。
キャリアの空白期間に何かできないか。そう考えたとき、これまでの実務経験を資格という形で表せる社会保険労務士を目指そうと決めました。
ーー社会人になってから、何度か資格取得に挑んでいますね。
資格挑戦はこれが3回目でした。1度目はCD-ROMが付いた紙ベース教材を購入しましたが、日々の業務と両立が難しく半年ほどで断念。次は産休中に再開しようと思ったものの、出産後はほとんど勉強時間が取れず、またしても断念せざるを得ませんでした。タイでの挑戦は、これまでで一番強い思いで臨みましたね。
子育てと両立し、2回目でつかんだ合格
ーーどのように勉強を進めましたか。
娘をナーサリーに預けた8時半から15時半までと、娘を寝かしつけた後の20時過ぎからを勉強時間に充てました。
以前は定期的に届く紙の教材がプレッシャーとなって挫折しましたが、スタディングはオンラインで完結します。タイにいても学習できる環境だったので、とても助かりました。ウェブテキストと動画をもとに、自分の弱点をルーズリーフに書き出しました。
ーー勉強と子育ての両立は、とても大変だったのでは。
娘が帰ってきた後の夕方はほとんど手につきませんが、スタディングは携帯があればどこでも勉強できるため、家事や育児の隙間時間を見つけては問題を解いていました。ただ、平日は娘とあまり遊べない分、土日は一緒に楽しもうと切り替え、旅行にもよく出かけていました。
勉強仲間も作りました。私は自分にプレッシャーをかける意味で、社労士を目指していることを周囲にあえて話していて、そこで同じく社労士を目指す友人や、お互いの目標に向かって一緒に勉強する仲間と出会えました。スタディングの勉強仲間機能も使い、コメント欄を見て励みにしていましたね。
ーー2024年8月、2回目の挑戦で合格されました。
実は、前年に受けた1度目の試験は点数調整が入らず、合格まで1〜2点足りずに不合格だったんです。もう一度挑戦するか悩むほど落ち込みましたが、やるしかないと覚悟を決めて臨んだ2回目だっただけに、約2年間の努力がようやく実ったと感じました。
エージェントへの不安が解消できた
ーー転職活動は、10月の合格発表を待たずに始めています。
本当は少し遊ぶつもりでしたが、所属がない今の状態に対して強い不安に駆られ、すぐに転職活動を始めました。
ーー転職エージェントはどうやって探したのですか。
スタディングキャリアに相談する前は、エージェントを手当たり次第に探して申し込みました。転職自体が初めてだったこともあり、エージェントは「担当者が求人を紹介してくれるもの」という程度の理解でした。
ただ実際に利用してみると、エージェントごとにサポートのスタンスに違いがあったんです。あるエージェントではこちらの意向にあまり耳を傾けてもらえず、紹介される求人も希望とずれていたり、「この日までに必ず返事をください」とやや強引に催促されたりして、自分には合わないと感じました。
ーーその後に参加した、スタディングキャリア相談会の印象は。
もともとスタディングを利用していた流れで申し込みました。これまでのエージェント対応にやや不安を感じていたため「いつでも担当者は変更できるのか」といった点も含めて率直に質問したのですが、とても真摯(しんし)に対応していただいたことが印象に残っています。
担当者の方は、私の話を聞きながら状況を整理してくれる相手だったので、他のエージェントには聞きにくい質問もしやすかったです。子育てとの両立やリモートワーク中心の働き方を希望している点も理解してもらえて、安心して相談できる相手だと感じましたね。
「社労士事務所一直線」からの転換
ーースタディングキャリアでは、転職相談・求人紹介とともに、内容や希望に応じてエージェントも紹介しています。
担当者さんと話をする中で、管理部門の求人に特化した転職エージェントを紹介していただきました。世の中に転職サービスが数多くある中で、自分一人ではなかなか見つけられなかった会社だと思います。
紹介されたエージェントの会社には社労士事務所担当と事業会社の人事担当がそれぞれいて、そのうちの一人は子育て中の女性で、非常に親身に話を聞いていただいたのが印象的でした。
ーー紹介されたエージェントとともに、どんな軸で転職を進めましたか。
社労士の勉強をしていた頃から、「資格を取ったからには社労士事務所で働きたい」と思っていて、当初はそれを軸に転職活動を進めていました。ただ、選考が進むにつれて、時短勤務やリモートワーク制度が整っていない事務所も少なくないことや、経験を積む中でお客様を獲得する営業的な役割も求められることが見えてきました。
そこで改めて検討したのが、10年間の実務経験をそのまま生かせる事業会社の人事職です。社員と直接向き合い、制度への反応をダイレクトに受け取れる環境に、これまでもやりがいを感じていました。そこに社労士の資格が加わることで「制度設計ができて、根拠まで語れる人」として評価され、自分のキャリアに確かなリアリティが生まれると考えました。
ーー面接を受けてみての印象は。
各社のホームページなどには一通り目を通しましたが、実際の社風や働き方については、エージェントの担当者さんに具体的に確認してから面接に臨みました。
一度キャリアが途切れている点は少し気がかりでしたが、実際に面接を受けてみると、ブランクとして厳しく見られることはほとんどありませんでしたし、その期間に勉強していた点を前向きに受け止めてくれた印象です。資格取得に向けた努力を評価してもらえ、勉強してきたかいがあったと思いました。
「もっと早く相談しておけば……」
――最終的に4社の内定をもらった中で、どうやって一社に決めましたか。
各エージェントからのプッシュもあり、どの会社に進むべきか迷ってしまって。その際に相談に乗ってもらったのが、スタディングキャリアの担当者さんでした。それまでもLINEで今の状況や悩みを共有しており、ポイントごとに伴走していただいている感覚があったんです。
1時間ほどのオンライン面談では、担当者さんが作成したエクセル表をもとに、時短勤務の可否やリモート環境、年収といった各社の条件を改めて比較しました。最後まで社労士法人か事業会社かで迷いましたが、子育てとの両立のしやすさと、企業の人事としてのキャリアをもう少し積んでみたいという思いで、事業会社を選びました。
振り返ると、担当者さんは、特定の会社を勧めるのではなく、自分の思いを言葉にして優先順位を整理するための「壁打ち相手」になってくれました。一人で悩んでいたら焦りが大きくなり、ここまで納得感のある意思決定はできなかったと思います。
ーー転職活動の中で苦労したことは。
スケジュール調整には特に苦労しました。一社は一次面接だけで早々に内定を出してくださったのですが、本命の選考結果が出るのを待てず、各社の進み具合にズレが出てしまったんです。土日に面接が入ったりリスケが発生したりして、子どもの預け先の調整も必要でした。
今だから言えますが、転職活動の初期段階でスタディングキャリアに相談しておけばよかったですね。そこで全体のスケジュール感やエージェントの選び方といった戦略を考えた上で動いた方が、より効率的に転職活動を進めることができたと思うんです。キャリアの方向性が定まっている人も、そうでない人も、最初に気軽に相談できる相手として活用できるのではないでしょうか。
Sさんが「もっと早く相談しておけばよかった」と語ったように、転職活動は最初の動き方ひとつで成果が大きく変わります。スタディングキャリアでは、社労士を目指す方向けに、転職の戦略整理から求人紹介まで、無料のキャリア相談会を実施中。一人で悩まず、まずは気軽な「壁打ち相手」としてご活用ください。
「社労士と渡り合える仕事」にやりがい
ーー現在の仕事について教えてください。
2024年11月に、再生可能エネルギー事業を手がける会社に入社しました。従業員は100人ほど。入社直後から人事制度の設計に携わり、これまでにフレックス制度や在宅勤務制度、確定拠出年金の導入、時短勤務制度の拡充などに取り組んできました。
実は私、こうした人事制度を作る前提で入社したところがあります。面接の際に制度の有無を尋ねたところ、「今はないので、作ってほしい」と答えてくれた面接官が、現在の上司なんです。やることは多いですが、自分が設計したものが実際に運用され、現場の声をもとに改善していく過程には大きなやりがいがあります。
仕事をする環境にも恵まれています。私と同時期に入社したもう一人の方が、子育てをしながら時短勤務で働く社労士資格を持つ女性で、共通点も多い同僚と一緒に仕事ができて、心強く感じています。繁忙期はあるものの、業務量はある程度コントロールでき、働き方の調整がしやすい点もありがたいです。
ーー仕事の中で、学習してきた内容が役に立っていると思うときはありますか。
労使協定(36協定)やフレックスタイム制、変形労働時間制といったテーマには前職の人事時代から触れてきました。ただ、経験と資格がそろったことで、それらを根拠に基づいて説明し、勉強してきた内容を設計の中身にまで落とし込めるようになりました。社労士領域は毎年法改正があるため、学び続ける習慣そのものも武器になっています。
また、社労士の先生や確定拠出年金のベンダーさんとのやり取りでは、「標準報酬月額がこう変わるので、自分で拠出金額を調整するといいですよ」といった具合に、健康保険や厚生年金の仕組みを理解している前提で話が進みます。表面的な知識ではなく、制度の根本を理解していることが、専門職の方々とも渡り合えるという自信につながっています。
ーー今後の目標を教えてください。
今はまず、現在の会社でキャリアを積み、人事制度の整備に取り組んでいきます。ただ、今の会社でやり切ったタイミングで、少し方向転換したいと思ってるんです。将来の夢は、離島に住みながらリモートで働くおばあちゃんです。社労士として、場所にとらわれない働き方を実現したいと思っています。
ーーキャリアを諦めたくないと頑張っている人にメッセージを。
キャリアは、仕事だけでなく子育てや家庭も含めた人生全体を指すと思っています。一つのことに打ち込み、資格取得に向けて努力した経験は決して無駄にはなりません。将来の自分にとって、必ず役に立つはずです。
社労士の資格を、自分のキャリアにどう活かしていくか――Sさんのように、経験と資格の掛け算で次の一歩を描きたい方へ。スタディングキャリアでは、社労士を目指す方向けに無料のキャリア相談会をご用意しています。あなたの状況や希望に合わせて、転職の戦略から働き方の選択肢まで、一緒に整理します