スタディングキャリア│資格を活かす転職・スカウト

市場価値を知る「お試し転職活動」から、未経験でコンサル業界へ

中小企業診断士

地方自治体の公務員として働きながら、中小企業診断士に合格したOさん(20代・男性)。実務補習でコンサルティング業務の面白さに触れ、キャリアの可能性を模索し始めます。資格の生かし方を気軽に相談したキャリア相談会で、担当者から提案されたのは、自分の市場価値を知るための「お試し転職活動」でした。想定以上に選考が進み、本気で将来と向き合ったとき、自身が実現したいキャリアの姿が見えてきました。

Oさんの変遷
【1】地元の市役所で働きながら、中小企業診断士に合格
↓
【2】実務補習でコンサルティング業務の魅力に触れ、キャリアの可能性を考える
↓
【3】キャリア相談会がきっかけで「お試し転職活動」を開始
↓
【4】自身の強みを見つけ、模擬面接で自信を深める
↓
【5】公務員を辞める葛藤の末、納得感ある転職を実現

業務改善をきっかけに診断士を志す

ーーご経歴を教えてください。

東京の大学の経済学部を卒業後、Uターンして地元の市役所に7年間勤務しました。転職を機に、今年4月から都内で働いています。

ーー市役所ではどんなお仕事をしていたのですか。

市役所では3つの部署を経験しました。最初の3年間は保険課での窓口業務など。4年目に異動した都市計画課では、公園管理や緑化推進業務を担当し、補助金申請業務のほか公園へのキッチンカー誘致にも関わりました。

6年目からは商工観光課で観光行政を担い、地域の大規模な祭りの事務局として企画・運営や関係者間の調整に注力したほか、市のマスコットキャラクターを活用した観光PRなどにも取り組みました。

ーー中小企業診断士(以下:診断士)を取ろうと思ったきっかけは。

保険課で3年目を迎えた頃のこと。保険証の発送といった定型業務は長年同じやり方で続けていましたが、「作業を効率化すれば、住民の方への通知を早められるのではないか」と考えるようになったんです。そこで、業務改善について体系的に学べる診断士に興味を持ったんです。

ただ、当時は体系的な知識よりも実務に直結する学びを優先しようと思い、まずは品質管理に関する民間資格「QC検定」で業務改善の基礎を学び、通知プロセスの短縮につなげました。次の年に都市計画課へ異動となり、実務に役立つ資格としてスタディングで1年かけて宅地建物取引士(宅建士)を取得しました。

次に何を学ぼうかと考えたとき、ずっと憧れていた診断士に挑戦しようと思ったんです。もともと学ぶことが好きで、資格取得そのものが半分趣味のような感覚もありましたね。

隙間時間・スマホ学習で合格

ーー資格勉強にスタディングを選んだ理由は。

地方に住んでいたため通学は現実的ではなく、独学もモチベーションの維持や参考書選びの点に不安がありました。複数の通信講座を比べ、価格の手頃さと実績の両面からスタディングを選びました。

勉強開始から約8カ月後に初めての試験に臨みましたが、一通り学習が終わったのは直前で、記念受験の気持ちでした。7科目中2科目で基準点を超えたので、御の字でしたね。そのあと1年間勉強を続け、公務員として6年目を迎えた年に一次試験に合格しました。

ーー忙しい中で勉強を続ける工夫は。

スタディングはスマホで学習できるので、入浴中に講義動画を見て、翌日の昼休みに問題演習をするなど、隙間時間を活用していました。夜はインプット、日中はアウトプットを意識し、平日は約1時間半、休日は図書館で3〜4時間ほど勉強していました。

スタディングは講義動画が分かりやすく、基礎知識がない分野でも理解しやすかったです。記述式の二次試験でも動画は一通り視聴し、特に財務に関する問題で役に立ちました。

ーー診断士は合格率が例年4〜8%程度の難関資格です。

受かったときは信じられない気持ちでしたが、合格者に関する資料で全国の公務員合格者が約50人だけだと知ったときはうれしかったですね。上司にも評価していただき、7年目には市のブランディングを検討する若手研究会のメンバーに推薦されるなど、新たな挑戦の機会にもつながりました。

研究会にはふるさと納税や観光、広報、農業など多様な分野のメンバーが集まる中、診断士の勉強で学んだ、物事を「漏れなく、ダブりなく」整理するMECE(ミーシー)の考え方を用いてターゲットを明確にしたことで、具体的な施策を提案できたと思います。多様な視点を持つ参加者の意見を踏まえて論点を整理し、全体を構造化して提案をまとめる役割も担うことができました。

「お試し」で始めた転職活動

ーーもともと転職を前提に資格を取得したわけではなかったと思います。気持ちに変化が生まれたきっかけは何だったのでしょうか。

二次試験の合格後、診断士として登録するために参加した、協会主催の実務補習での経験ですね。私が参加したのは8日間のコースで、指導役の診断士のもと、チームで実在する企業を対象にしたケーススタディ(調査・分析)に取り組みました。

6人の受講者の中で私は財務分析を担当したのですが、尊敬できる診断士の先生の指導を受けながら皆で提案をまとめていく8日間が、本当に楽しくて。大企業に勤める経験豊富なメンバーとも、診断士の勉強で身につけた知識を生かして対等に議論できたことが自信になりましたし、将来的にはコンサルティングの仕事に就きたいという思いが強くなったんです。

ーーその経験が、将来のキャリアを考える転機になったのですね。

そうですね。そこで診断士の資格をどう生かそうかと考えたとき、スタディングで勉強していた頃にバナーで見かけていた「スタディングキャリア」を思い出して。資格の生かし方についても相談できそうだったので、まずは話を聞いてみようと思いました。

ーーキャリア相談会の印象は。

もし「今すぐ転職しましょう」と言われていたら、正直引いていたと思います。でも担当者さんからは、「転職するかどうかは置いておいて、自分の市場価値を測るためにも、一度応募して企業の反応を見てみませんか」と提案いただいたんです。これまでのキャリアを振り返って自分の強みを整理するのは大切なことですし、それを求人のプロに見てもらえるのは貴重な機会だと感じました。

まずはキャリアの棚卸しも兼ねて履歴書と職務経歴書を作り、応募先としてコンサルティング会社だけでなく、税理士事務所や商工会など7〜8社ほど提案いただきました。地元の市役所しか知らない私でも幅広い企業に応募できることを知り、ものは試しで一歩踏み出してみようと思ったんです。

ーー担当者の印象は。

実は入庁5年目の頃、一度転職を考えたことがありました。ただ、自分で企業を探そうにも将来像が明確ではなく、選択肢の多さに戸惑ってしまって。他社のエージェントも利用しましたが、仕事中に電話がかかってくることに負担を感じ、転職活動はいったんやめたんです。

そんな経験もあって、転職エージェントに対してはあまり良いイメージを持っていなかったのですが、スタディングキャリアの担当者さんはとても相談しやすく、親身に話を聞いてくれました。書類作成や添削も丁寧にサポートしてもらえ、仕事が忙しい時期には「まずは仕事を優先しましょう」と2カ月ほど待っていただいて。仕事の状況に合わせて柔軟に対応してくれたことも、とてもありがたかったですね。

思いがけない経験が強みに

ーー書類対策は。

公務員としての経験を民間企業向けにどう伝えればいいのか、悩みました。そこで担当者さんが着目したのが、祭りの事務局として自治会や商工会、警察など多様な関係者の意見を調整してきた経験です。立場の異なる人たちの合意形成を図る力は企業でも求められる強みだと指摘してもらい、そこを軸に自己PRを作ることができました。

自分では事務局の業務がアピールポイントになるとは思っていませんでした。一人では気づけなかった強みを見つけてもらえたことは、とてもありがたかったですね。

ーー仕事が落ち着いた10月頃、応募に踏み出しました。

私が地元で公務員を続けるものだと思っている家族に心配をかけたくない気持ちもあり、まずは大手企業3社に応募。まさか通るとは思っていませんでしたが、1社だけ書類選考を通過しました。

ーー面接対策は。

担当者さんと30分ほどの模擬面接を行いました。志望動機や自身の強みなど、想定質問の回答を細かく準備して挑んだところ、「暗記した文章を読み上げるのではなく、自分の言葉で話した方が良い」とのフィードバックをもらいました。

「頭が真っ白になったときの対応を考えておくといいですよ」というアドバイスも印象に残っています。例えば、「言葉が出ないときでも『少しお時間をください』と伝えるだけで印象は変わる」と教えてもらい、安心して一次面接に臨むことができました。

「本気」の転職に変わった瞬間

ーー1次面接の様子は。

面接官も診断士を持っている方だったので資格の話で盛り上がり、終始和やかな雰囲気で。想定していた質問がくる場面もありましたが、ほとんどが本音や考え方を深掘りしていく面接でした。模擬面接でのアドバイスのおかげで、自然体で会話できたと思います。

ーー2次(最終)面接に進む頃には、転職への気持ちは固まっていたのですか。

1次面接を終え、次のウェブテストに進む連絡をいただいた頃、担当者さんから「もし内定をもらったら、どのくらいの本気度で転職を考えていますか」と聞かれました。試しに始めた転職活動でしたが、そのとき初めて「本当に転職するのか」を真剣に考えたんです。

ーー公務員としてのキャリアを手放すことには、葛藤もあったと思います。

そうですね。「人の役に立つ仕事がしたい」という幼少期からの夢をかなえて地元の市役所に入庁し、7年目には将来の道筋もある程度見えていました。だからこそ、安定した環境を離れて新しい世界に挑戦するべきかどうか、本当に悩みました。

ただ、何度も自問自答を重ねた結果、「この先30年、40年と公務員の世界だけしか知らないまま人生を終えるのは少し寂しい」という本心に気づいたんです。外の世界でさまざまな経験を積み、自分自身のスキルを高めたい。どの時代でも、どの場所でも求められる人材になりたい。そう考えたとき、理想に近づくためには転職しかないと、心が決まりました。

最終面接ではその思いを率直に伝え、面接官の方にも共感してもらえたことで、内定につながったのだと思います。

Oさんが「一人では気づけなかった強み」を見つけてもらえたように、キャリアの棚卸しは第三者の視点で大きく変わります。スタディングキャリアでは、中小企業診断士をはじめ資格合格者の方を対象に、資格の活かし方から転職の戦略整理まで、無料のキャリア相談会を実施中。転職を決めていなくても、まずは「市場価値を測る」気軽な一歩としてご活用ください。

将来の「大きな財産」となる仕事

ーー現在のお仕事について教えてください。

顧客の業務プロセスを請け負う企業で、公共政策や補助金に関わる業務を担当しています。公務員時代の経験や診断士の勉強で学んだ考え方を生かしつつ、AIの活用なども含めた業務改善に取り組めるのは、とても面白いですね。さまざまな意見を整理して全体を構造化したり、多様な専門知識を持つメンバーと議論したりする場面でも、診断士の勉強が役に立っていると感じています。

ーー転職は大きな決断だったと思いますが、今の心境や周りの反応は。

1年前は、まさか自分が転職しているなんて想像もしていませんでした。本当に悩みましたが、考え抜いた末に出した結論だったので、納得感を持って新しいキャリアをスタートできましたし、今も前向きな気持ちで働けています。

地元にUターン就職した私が再び地元を離れることに、家族も驚くかと思っていたのですが、「新しい環境に身を置けば、新しい道が開けるかもしれないね」と、温かく送り出してくれましたね。

ーー目指すキャリアを教えてください。

公共関係の事務局で担う業務は、いわゆるコンサルティングそのものではありません。ただ、診断士の業務には補助金申請の支援も多いので、今その分野の実務経験を積めていることは、自分にとって大きな財産になると感じています。

将来的には、グループ内のコンサルティング部門への異動なども視野に入れながら、実際にコンサルティング業務にも携わってみたいですね。その先のキャリアは転職・独立含めてまだ定まっていませんが、いつかは診断士として活躍できる仕事に就きたいと思っています。

相談会は「新たな可能性に気づける場所」

ーー転職活動はどんな経験になりましたか。

転職をするにしてもしないにしても、自分のキャリアや強みを棚卸しし、価値観を見つめ直すことには大きな意味があると思います。その上で、新しいことに挑戦したいと思ったら、環境を変えてみるのも一つの選択肢です。転職という選択肢を過度に恐れず、前向きに捉えてみてもいいのではないでしょうか。

私自身、担当者さんと対話を重ねながら転職活動を進める中で、不安や疑問を一つずつ解消することができました。第三者に相談しながらキャリアを考えられたことは、とても心強かったです。

ーーどんな人にスタディングキャリアをおすすめしますか。

資格は取ったけれど、ただ取っただけで終わってしまいそうと感じている方におすすめしたいです。

私自身、自分ひとりでは強みに気づけずにいましたが、担当者さんと話す中で、祭りの事務局として多様な関係者を調整してきた経験を「企業でも求められる強み」だと見つけてもらえました。

資格を取得した方にとって、相談してみるだけでも、自分の新たな可能性に気づく良い機会になるのではないでしょうか。

取得した資格を、これからのキャリアにどう活かすか、Oさんのように「まず相談してみる」ことが、新しい可能性の入り口になります。スタディングキャリアでは、無料のキャリア相談会をご用意しています。これまでの経験と資格を棚卸しし、転職するかどうかも含めて一緒に整理します。